覗き女

  • 2017.02.04 Saturday
  • 05:30

昼夜を問わず、そして場所も問わず、突如として背筋がぞわぞわする時がある。

ここ数年はそんなこともなく過ごしていた。

 

先ほど4時頃、なぜか眠くならないので漫画でも読もうと思い、

屋上にあるプレハブ部屋に上がった。

当然ながら室内は外気温度と同じで強烈に寒い。

ここは俺の蔵書が何千冊と置かれている部屋。

本棚の漫画はほとんどが読み直している作品なので、

衣装ケースに収納している漫画を漁る事にした。

 

20ケースほど置いてある中の、一番上右側の衣装ケースのふたを開けた。

漫画は15冊前後単位で不透明のファスナー付き管理用袋に収まっている。

作品名は小さな小窓から確認できる。

3段目まで探りを入れたとき、急に背筋に悪寒が走ったのだ。

指が触れているその袋を取り出すと、恐怖体験談を集めた文庫本の数々だった。

読んでないものがほとんどだと思うので取り出した。

 

部屋へ持ち帰り、中から1冊取り出した。

「超」怖い話 安藤君平著。

カバーを外し、風呂場へ持ち込んだ。

 

俺はぬる目のお湯につかりながら小説を読む。

大体30分位。

面白ければ寝床に持ち帰り続きを読む。

まあまあだとしたら脱衣所に置いておき、風呂の時だけで少しずつ読む。

そして寝床では漫画を読みながら眠くなったら寝るのである。

 

湯船に浸かり、早速読み始めた。

数話読み進めていくと、「覗き女」という話があった。

これは過去に俺が体験したものに限りなく近い話だった。

 

内容は、どこにでもある「すき間」から何者かが覗く気配を感じたり、

実際に目や人影やらを見てしまう体験談。

俺は過去の日記でも書いたと思うが、

空家のアパートのカーテンのすき間に「目」を見たり、

江古田斎場近くの道路で幽霊と目が合ったり、

大塚の古いパン屋の後に借りた倉庫内に人影を見たなどを体験している。

 

当時の体験を思い出し、悪寒が走ったと同時に異変が始まった。

俺の家の風呂の蓋はキャタピラみたいな構造のヤツ。

入る時は左にコロコロと巻いて、出るときは右にころがし戻すヤツ。

 

悪寒と同時に左いっぱいに巻いた蓋が何者かに押されたかのように、

急にガラガラと音を立てて眼前に戻ってきたのだ。

その数秒後にかなり近い距離から老女のうめき声が聞こえた。

 

開閉できない埋め込み式の大きなガラス面内側の水滴が一部だけ流れ出し、

それが人の形を形成した。

そこで2度目のはっきりとしたうめき声。

それは確実に声の主が風呂場にいると断定できる至近距離からだった。

 

早々に風呂からあがり日記を書いている次第。

 

 

 

 

幽霊タクシー 完結編

  • 2016.01.14 Thursday
  • 06:10
それでは「幽霊タクシー」完結編です。
日にちが空いたので前篇を読みなおしてからお読みください。


再び扉を開けた俺は待たせているランちゃんのいる奥のテーブル席を目指した。
後ろ向きに座るランちゃんが見えた。
「お待たせしました」
軽い口調とともに着席した。
テーブルには例の白濁したお酒が注がれたショートカクテルがふたつ並んでいた。
すぐさまグラスを手に取り、ランちゃんを見た。

実に驚いた。
座っているのはランちゃんではなく、スーちゃんだった。
うら若き頃のスーちゃんに変わってしまっていたのだ。
唖然とする俺を無視するかのようにスーちゃんはグラスを手に取り、
「さぁ乾杯しましょう」とグラスを向けた。
乾杯した俺は一気に飲み干した。

「うまい」
あれほどまずかった酒が思わず声に出るほどおいしい酒に変貌していた。
「慣れればおいしいって言ったでしょ」
先ほどランちゃんに言われた言葉をまた聞いた。
「おかわりふたつください」
スーちゃんがカウンターに声をかけた。

何杯飲んだだろうか。
飲めば飲むほどおいしいお酒だった。
酔いが回り会話もはずんで心地よくなってきた。
もうランちゃんでもスーちゃんでもどうでもよくなってきていた。
しかし気になっていることなので、なかば強引に質問を浴びせた。

「ランちゃんはどこに行ったの」

一瞬でスーちゃんの顔から笑顔が消えた。
合わせるように店内が静まり返った。
そして店内の客すべての視線を感じた。
時間が止まったかのごとく誰も動かない。
スーちゃんの顔は蝋人形のような生気のない表情で固まったままだ。

後ろを向くとカウンターにうつ伏せたひとりの男の背中だけがひくひく動いている。
スーちゃんの顔に視線を戻すと顔が近づいていた。
その顔からは生気が全く感じられない。

「あの子は来れないよ」

口が動いていないが声が聞こえた。
「ひっひっひっ」
カウンター席で小さな笑い声。
ふたたびカウンターに視線を戻した俺に最大級の寒気が襲った。

両手を組むようにカウンターにうつ伏せていた男の顔だけがこっちを向いていた。
ガサガサで土色の顔をした男は、猪木会長のものまね芸人「春一番」だった。

「ヤバイぞこれは、早く出ないとヤバイぞ」

ただならぬ恐怖と危機を悟った俺はすぐに立ち上がった。
異様にふらふらする。
扉までたった5メートルの距離。
歩こうとするが無重力のように体が軽い。足がふわふわ空回りして進まない。
歩行をやめると若干の体重が戻り、数歩進める。
しかしすぐに無重力となり、足が空回りする。
俺はもがき苦しんだ。それもかなりの時間である。
恐ろしくて後ろは振り向かなかった。
もう少しで扉に手が届くところまで来た。
一旦歩行をやめ、重力の戻りを待った。
少し戻ってきたので俺は静かにしゃがんで、思い切り前方へ跳ねた。
しかし体は水平に浮いてしまい万事休す。
その時背後から声が聞こえたのだ。

「さぁ行きましょう」
同時に俺の体重が戻った。
背後から近寄った男がドアを開けた。
男は筧利夫似のタクシー運転手だった。

ほうほうのていで店を出た俺はタクシーに乗り込んだ。
全身から汗が噴き出ていた。
「どちらまで」
運転手が前を向いたまま聞いてきた。
西武柳沢(せいぶやぎさわ)と言いたいのだが今度は言語障害で声が出ない。
振り絞るように発音するが、
「せえぇむ・・やぁ・にぃ・・さわ」
頑張ってもこんな言葉しか発せないのである。
運転手は何度も後ろを振り向き、怒鳴るように「どちらまで」と連呼した。
運転手の左手はせわしなく紙を折りたたんだり広げたりを繰り返していた。
ここで俺の記憶は一度無くなった。


俺はタクシーに揺られていた。
外の景色は暗くどんよりとしてよくわからない。
おふくろと次男が待つ西武柳沢の実家に行かねばと用事を思い出した。
白髪交じりの運転手にたずねて会話が始まった。

「今どこ走っているんですか」

「大分県」

「冗談でしょ」

「お客さんが行先言わなかったからずっと走ってるんですよ」

「いいからとにかく戻ってよ」

「どちらへ」

「東京の西東京市の西武柳沢まで」

「それはできません」

「どうして」

「このタクシーはマンハッタンしか行けないんです」

「じゃあマンハッタンでいいから戻ってよ」

「了解しました」

何の景色もないどんよりとした暗がりをタクシーは走っている。

俺は声にならないような独り言をつぶやいた。
「なんで大分まで寝るかな」

「お客さん、もう20年以上乗ってますよ」

俺は生きていない、死んだんだと確信した。
次男の無事を祈った。

コンソールボックスに置かれた運転手の左手指先がせわしなく動いていた。
指先には何もなかったが、付近には粉々になった紙が散乱していた。

 

幽霊タクシー

  • 2015.12.28 Monday
  • 05:50
現在4時。
久しぶりに鮮明な恐ろしい夢を見た。
恐怖のあまり起きてしまい、記録に残すため日記を書くことにした。


最終営業を終えた店内で、俺は這いつくばって什器の下を覗き込んでいた。
売上金集計で発覚した不足金の1万円札を探索していたのだ。(現実と同じ)
またケツから落としたか、年末最後の日になんたることだ、とモヤモヤしていた。

そこに次男から電話が入る。
合わせたい人がいるので荻窪で飲んでるから合流してほしいとのこと。
電話口からは店内と思われる楽しそうで明るい声が聞こえていた。
場所は俺が昔何度か行ったことのあるマンハッタンというバーだった。

次男を拾って荻窪経由で西武柳沢に行けば一石二鳥とひらめいた。
お袋からの用事で西武柳沢へは閉店後の足で行く予定があったのだ。(現実と同じ)

飲むことになるだろうと思い、シルバーのキャロルは店の前に置いたまま、
タクシーで向かうことにした。
落合斎場前で1台待機していたタクシーに乗り込んだ。

タクシーの運転手は筧利夫に似た男だった。
男は正面を見たままなので斜め後ろから見える範囲でそう感じた。
ルートを説明している途中で運転手は言った。
「マンハッタンですね」と。
運転手はその後は一言もしゃべらなかった。
左手の指先で小さな紙切れをせわしなく開いたり畳んだりしていた。

程なくしてマンハッタンに到着した。
扉を開けるとそこそこ混んでいた。
カウンター席にはいなかった。
ボックス席に次男の後姿を発見。
隣には女性の後姿もあった。
俺は静かに近づいて斜め後ろから女性の横顔を見た。
元キャンディーズのスーちゃんかと思った。
次男は快調にしゃべっているが女性は聞き役に徹しているようだ。
無口な次男がしゃべる時は酔っている。それも結構な酔い方の時だ。

「おいサトシ」
俺が声をかけたら女性が振り向いた。
元キャンディーズのスーちゃんではなくランちゃんだった。
まぎれもなく水谷豊の奥様のランちゃんだ。
すぐさま「どうぞお座りください」と言われたので着席した。
ランちゃんを中央にして親子が両脇を固めた。
次男を見ると、俺が来たのもわからず相変わらずランちゃんを見ながら一方的にしゃべっている。
まるで独り言をしゃべり続ける狂人のごとくである。
ちょっと前の電話の時からえらい変わりようだなと思った。
狂人と化した次男を無視して俺は話しかけた。
「ランさんですか」
女性はニコリとうなずいた。
還暦とは思えないもの凄い美貌だった。

水谷豊の奥様なので俺は「ランちゃん」とは言わなかった。
なぜランちゃんが次男と一緒だったのか。
秋葉家の中で酒が滅法強い次男がなぜこんなに酔っているのか。
一体何をどれだけ飲んだのか。
瞬間的にいくつかの疑問が湧いた。

テーブルにはショートカクテルのグラスが4つ。
飲み干した空グラスが3つにランちゃんが飲みかけのお酒が入ったグラスがひとつだった。
白濁しており、何のカクテルかは判断できなかった。
グラスを見た俺にランちゃんは瞬時に気付いたのか、
「お味見してみます?」
素敵な笑顔で飲みかけのグラスを差し出してくれた。
グラスには口紅が薄くついていた。
飲みたいが、次男がいるので一瞬躊躇した。
次男を見たらいつの間にか空を向いてしゃべっていた。
本格的な狂人に昇格していた。

俺はこれ幸いとグラスを受け取り、紳士を装い口紅の部分を外側に回した。
「ちょっとだけすみません」と告げ、一口飲んだ。

恐ろしくまずかった。
アルコールは感じるが味は最低だった。
ベースは何かも全く不明な飲みものだった。
一体何の酒か聞こうと思った瞬間、「慣れたら飲みやすいですよ」と言われた。
俺がグラスを返すと、ランちゃんは一気に飲み干した。
「もう一杯飲みましょうよ」
極上の笑顔で言われてしまい、俺は断れなかった。

俺が腰を据えて飲むには、完全なキチガイになった次男を退場させる必要があった。
ランちゃんに次男を帰らせることを告げ、次男をタクシーに乗せることにした。
「サトシ、おばあちゃんの所にタクシーで先に帰れ」
そう声をかけたらひとりしゃべりがやんだ。
サトシはうなづくとすっと立ち上がった。
狂人かと思ったら真顔に戻っていた。
バーの外に出たらなんとさっきのタクシーが止まっていた。
筧利夫似の運転手がニヤッと笑って会釈した。
次男を乗り込ませて運転手に行先を告げようとしたら、
「西武柳沢の実家まで送ります」と先に言われた。

ドアが閉まる瞬間、後部座席に乗った次男が言葉を発した。
「お父さん、さようなら」
さっきまでの狂乱ぶりは影をひそめ真顔だった。
俺は大変気になった。
普段の次男であれば、「先帰るわ、じゃあね」である。
次男を乗せたタクシーは静かに発進した。

俺は初めて聞いた「さようなら」の意味を知る由もなく、
再びバーの扉を開けたのである。

                続く




 

薄笑いの霊

  • 2012.09.02 Sunday
  • 06:30
先ほどO氏のブログを読んだ。

あまりの恐怖で眠気が飛んでしまい、未だ眠れずにいる。

首吊り自殺した部屋に住んでいたことがそもそも恐ろしいが、

説明にあった女の地縛霊の表情を想像すると実に怖い。


悲しい顔、無表情はさほど危険を感じないが、

怒り顔、薄笑いの顔は危険なのだ。

恨みや憎しみなどの憎悪の矛先が向けられる場合がある。

霊が八つ当たりとは理不尽だが、時にはあるのだ。


俺が江古田斎場前で見たバスの運転手の霊は無表情だった。

青山墓地の親子の影は表情がわからなかった。



腹筋してる時に霊が部屋を覗き「薄笑い」して寝室に消える。


「早くこっちおいで。待ってるからね」


これが「薄笑いの霊」の気持ちのようでならない。


O氏は霊に憎まれるどころか、霊に好かれていたのだ。


あの世の女に好かれる男はこの世の女にもモテる。

あまりモテ過ぎるとあの世の女は再びやって来るだろう。

ダイエット成功

  • 2012.03.21 Wednesday
  • 15:37
痩せました。

朝計ったら72.9キロだった。

4日前は78キロ以上あったので5キロ以上痩せた。

17日夜のすし屋の何かがいけなかったのだろう。

18日の朝から小腸が働かなくなった。

小腸になにがしかの菌か、ウイルスが宿っていると思われる。

小腸が本来の役割である栄養や水分の吸収を放棄し、

雑菌やウイルスを排出させる事にやっきになっている。

よって口に入れたものは肛門まで直行である。

腹痛無しなのは助かっているが、常にお腹がゴロゴロ鳴っている。

食欲も無いので毎日ポカリを飲んでいる。

トイレは日に20回程度。30分〜1時間に1回。

サラリーマンは耐えられないだろう。


小腸の調子が悪く、水様便が止まらない時は下痢止めを飲んではいけない。

悪い物を排出しようとしている小腸に身をまかせるしかない。

水分補給は重要だが、俺はここぞとばかりに少ししか補給しない。

70キロになったらビオフェルミンでも飲んでみるか。


今からボウリングしなければならないが少し心配。

てるてる坊主の呪い

  • 2012.01.08 Sunday
  • 06:03
新宿区西五軒町に住んでいた幼少の頃、

てるてる坊主のように内藤ルネの人形を

窓のひさしにぶら下げた。

髪はナイロンの植毛でロングヘアー、そしてソフビの頭で

胴体はぬいぐるみだった。

紐を首に巻きつけているとき、顔は目をつむって優しく笑っていた。


何度ぶらさげてもしばらくすると落ちてしまう。

数回は窓の柵に落ちていたが、最後は外のミカンの木の根元に落ちた。

おばあさんのサンダルを履き外に出て、人形を拾いにいった。


外は夕暮れだった。

ミカンの木まで歩くと、野良犬が人形を咥えていた。

そーっと近づいたが犬に気付かれてしまった。


犬は人形を咥えながら走り去った。

追いかけても追いつくはずはない。

更には足元がふわふわして思うように走れない。

遠くに見える犬が路地を曲がったとき、

大きな悲鳴のような鳴き声が聞こえた。

 
行ってみると、犬はおらず人形が落ちていた。

俺は人形を拾い上げ、顔を見た。

やさしい顔だが口元が怒っているように見えた。

おまけに髪がボサボサになっていた。

撫でつけてもきれいに戻らない。


俺は首に巻きつけた紐を持ち、

遠心力で直そうと人形を振り回しながら歩き出した。


突然、振り回している指に痛みが走った。

「痛いっ」

俺は痛みで手を離した。

人形は路上にころがった。

指には歯形こそなかったが、あきらかにかじられた傷みが残っている。


「人形にかじられた」

そう思った俺は恐怖を覚え、一目散で家に帰った。

放置した人形の顔が不気味になっていた。


この時の夢を未だに見る。

何回見ただろう。

内容はいつも同じ。

しかし少しずつ変化していることがある。

人形の表情が見るたびに不気味さを増している。

傷みも相当強くなっている。


おとといの明け方数年ぶりにこの夢を見た。

指をかじられた痛みで飛び起きてしまった。


今回は、人形自らが動いて落下している映像が加わっていた。

不気味な人形の顔が鮮明だった。

人形は生きていて、怒っていたのだと感じた。


一体何歳までこの怖い夢を見るのだろうか。

できれば二度と見たくない。

夕暮れの路地に放置したことはすまないと思っている。



ケネディー事件 2

  • 2011.09.17 Saturday
  • 18:45
警官4人が到着し、凶暴な外国人2人は店外へ連行されたが

「必ず殺してやる」とことあるごとに若者にいきまいていた。

ナイフを持って若者に向かっていった中国人が

警官に誘導され、店内に入ってきた。

トイレを要求したのだ。


トイレの要求を無視し、女性を失禁させてしまう警官もいれば、

殺人鬼をすぐにトイレに行かせる警官もいる。

中国人は若者をにらみつけながらトイレに向かった。


警官はトイレ入り口に誘導後、こともあろうに店を出てしまった。

中国人は入った振りをしただけで、すぐに出てきた。

警官がいないのを確認し、若者に近づいてきた。


若者は背を向けていた。

近くまで忍び寄った中国人は、入り口付近にディスプレイされた

白ワインのフルボトルを掴むと、若者の脳天めがけて振り落とした。

中身入りのフルボトルの破壊音が店内に響いた。

砕け散ったガラスが散乱した。

ジョンウェインの映画で良くある酒場での乱闘シーンが現実に起こった。


幸いなことに脳天直撃はまのがれていた。

大きな入り口のウインドウにもたれるように座っていた為、

ボトルの底がウインドウを直撃し、割れながら右ひじを強打した。

すぐに流血し、肘がいびつに膨らんだ。

連れの若者はガラスが足の甲にささり出血した。


至近距離にいる俺とマサミは白ワインのしぶきが少々かかったが、

ガラスの破片は飛んで来なかった。

マサミはシミになりやすい赤ワインでないことを確認すると

酒を飲み、ステーキを切り始めた。


警官が中国人を押さえ込んだが、後の祭りである。

頭を直撃していたら、死か重症はあった。

完全に警察の失態と言える。


傷害事件に発展した為、救急車が到着した。

怪我をした若者2名が救急車に搬送された。

凶悪犯2名はパトカーで連行された。


気が付くと店内には俺とマサミしかいなかった。

従業員2人も外に出払っていた。

店内を見ると大きなウインドウにひびが入り、割れたボトルが散乱、

血と白ワインで床が濡れていた。


マサミを見るとポテトフライを食べていた。

酒のグラスもカラになっており、

従業員がいないので注文できないと嘆いた。


警察がすべて撤収して、従業員が戻ってきた。

すぐに我々の心配をし、怪我が無かったかと聞いてきた。

マサミは怪我は無いことを告げると一言、


「紅茶ハイおかわりお願いします」

「焼酎濃いめで」


まさみはその後、3回もおかわりした。

俺は1回。


お会計は飲み物はサービスとなっていた。

それを知ったマサミはニヤリと笑った。

想定していたようである。


ケネディー事件

  • 2011.09.12 Monday
  • 14:29
1963年のジョン・F・ケネディーの事件のことではありません。

最近良く行くステーキレストランのケネディーで事件があったのです。


そこは左に2テーブル、右に4テーブルの小さなお店だった。

店内に入ると左奥に若いカップル、左手前にアジア系外人の男2人、

右手前に若い男2人が着席していた。


左手前の外人が非常に騒がしかった。

中国人とモンゴル人が口論していた。

片言の日本語や自国のスラングで大声で怒鳴りあっていた。

俺とマサミが着席すると、すぐに店員が来て

この劣悪な状況を詫びてきた。

すぐ収まるだろうと俺たちは了承し、色々注文した。


店員が口論の収束を試みるがうまくいかなかった。

隣りのカップルも不機嫌な顔で食事をしていたし、

俺らの隣りの男2人も同じだった。

俺は何か起きる予感がして、不快感より期待感が高まっていた。


男2人のうちのひとりが外人に声をかけた。

「あんた達うるさくて迷惑だから外でやりなよ」

怒鳴るわけでもない、しっかりした口調で伝えた。

勇気があり、立派な行動である。


外人らは口論を中断し、矛先がその若者に向けられた。

立ち上がって大声で威嚇しだしたのだ。

勇気ある若者はひるむことなく、

「おまえらすぐに帰れ!」

比較的大きな声で外人らに言った。


中国人がその声に反応し、

「殺すぞコノヤロー」と叫びながら、自分の席のステーキナイフを取り、

若者ににじり寄った。

しかし若者もたいしたもので、

動じることなくその暴挙を静かに見据えていた。


店員とモンゴル人が中国人の身体を抑え、制止した。

ほどなくして警官がひとり登場した。

これがまた使えない警官だった。

ナイフを振りかざした悪人を外に連れ出すこともせず、

店内で長々と喋っていた。


外人はしきりに若者を指差し、挑発されたと訴えていた。

モンゴル人も興奮し出し、収拾がつかなくなり、

警官は応援を呼んだ。

ようやく警官が4人となり、外人を店外へ連れ出した。

間抜けなことに店先で事情を聞いているのだ。

これでは入店できず、商売上がったりである。


中国人が外から若者を指差し、殺すといきまいている。

パトカーも到着しているのになぜすぐに連行しないのか。

警官の不手際で大事件はこのあと発生する。


つづく


春の交通安全週間

  • 2011.05.16 Monday
  • 02:16
昨夜の出来事。

午前0時30分。

運転中に後ろにいたパトカーに停止命令。

えっ俺? なんで? やばいっしょ。


逃げれるような車でもないので路肩に停車。

窓を急いで開けて風向きをチェック。

あいにく無風だったため風下に立つのをあきらめた。

警官が来て窓から半分顔を入れ一言。

「酒臭いなあ」 「ちょっと降りてくれる」

俺も開き直って

「19時に付き合いで焼酎2杯飲んだけど出ますかね」

警官は無言で風船の用意を始めている。

紙コップに水を入れられ、うがいをするよう命じられた。

俺は70%飲み、30%を吐き出した。

ストローつき風船を渡された。

幸いにもストローが太い。

俺はうつむきながらストローの口30%を口からはずし、

派手に息を吹き込んだ。

外気を巻き込みながら風船を膨らました。

膨らんだ風船が機械にセットされた。

俺は久しぶりに神に祈った。

0.15でアウトなのだ。


しばらくして警官がつぶやいた。

「おかしいなぁ」

「少し出たんですか」 と俺がつっこむ。

「0.08でたよ」 「ハーっとやってもらえる?」

警官が顔を近づけた。

俺は思いっきりハーっと息を吹きかけた。

「匂いは凄いんだよな」

どうも警官は匂いと数値の違和感が拭えないらしい。

俺はその後、真っ直ぐ立って10秒間静止や、

線の上を真っ直ぐ歩行とかを強制された。

更にはポケットの中身を全部点検された。

ようやくあきらめたようだが落ちがあった。

すぐに車を運転してはいけないと言うのだ。


「少しの飲酒でも8時間は車の運転はだめだ」

「水飲んで1時間休憩して帰りなさい」

「今回は警告で済ますが今後注意しなさい」

パトカーはそう言い残して走り去った。

まじめな俺はすぐさま裏道使って帰ることをせず、

きちんと1時間待ってから運転して帰った。


正直あぶなかった。

皆さんも気をつけましょう。


さてどうなるか

  • 2011.03.30 Wednesday
  • 05:07
真夜中にもかかわらずご注文ありがとうございました。

完成したデータが消えた時には絶望感で一杯でしたが、

なんとかがんばりました。

どうかよろしくお願い致します。


原発は予想通りの展開となってきました。

冷却システムが壊れた段階で詰んでますから。

制御室の電気がついた云々の話はもういいって。

冷却したいが放水できず。日々空焚きは続く。

核分裂した物質が延々と漏れ出ていく。

打つ手無し、八方塞がりでお手上げの状態である。

最新のニュースでは炉に特殊な布を被せる案があるとか。

笑えないけど、ほんとにコントっぽくなってきた。

本当は汚水を海に捨てたいんだろうな。

とにかく世界中で知恵を絞って収束に向かって欲しいが、

まぁ、どうにもならんだろうな。

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